中国の鳥インフルエンザ騒動の背景には
中国では鳥インフルンザが騒動になっている。
上海近郊の住宅街で鶏が飼育されている映像が流れた。
これを見て、中国は遅れていると判断するのは早計である。
むしろ、日本よりも進んでいる。
日本で流通しているチキンは「安さ」が売り物である。
しかし、そのチキンはどういったものであるのか、日本人は理解していない。
かつて、ファーストフードが日本に上陸した頃、あれはミミズの肉であるとか、様々な噂がたった。
ミミズ!?と思うかもしれないが、今やミミズの方が安全、安心である。
抗生物質を与えられ、ただ、食肉として飼育された牛肉を原料にすれば、どうなるか。身体はがたがたになる。
同じく、成長ホルモン、抗生物質を投与された鶏肉、それも、中には死んだ鶏肉まで混じっていれば、安いに決まっている。
それを日本の商社が輸入し、大手チェーンに販売している。
タダ同然、廃棄するしかない鶏肉を買っているのが日本である。
中国では、そういった薬物漬けの鶏肉は避けている。
自分の目の届く範囲で鶏肉を食べたいのである。
中国の実態を笑うなかれ。
あれが、本当に正しい鶏肉のありかたである。
昔から、中国では「三里四方に医者いらず」として、自身の目の届く範囲でのものを食しているのである。
ゆえに、自身の目の届く範囲で鶏を飼育するのである。